東京・日本橋で二百年以上続く和紙舗「榛原(はいばら)」の中村陽子さんと、フラワーアーティストの松本由利さんによる「和紙」と「花」のコラボレーションレッスンを行います。
卒業式、入学式、結婚など、何かとお祝いをする機会の多い3月。春の香りを届けてくれるヒヤシンスやチューリップに枝物を添えて、花束をつくります。ラッピングに使うのは、「落水紙」という、和紙が湿っている間に噴霧状の水をかけて小さな穴を空けた紙。紋型を置いて水滴を落とすため模様が浮き上がり、薄く透けたレースのような美しさです。そして最後に金色の帯をポイントに。
ご祝儀袋はたとう型の簡易的な折形でつくります。木版摺り技法の千代紙で彩りを添え、水引の代わりに色帯を使って仕上げましょう。千代紙は数種類の中からお好きな柄を2枚選んでいただきます。
和紙からひも解かれる日本の伝統美を、門出にふさわしい花束を添えて、贈ってみませんか。
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