東京・日本橋で二百年以上続く和紙舗「榛原(はいばら)」の中村陽子さんと、 フラワーアーティストの松本由利さんによる「和紙」と「花」のコラボレーションレッスンを行います。
お正月は本来、年神様をお迎えする行事のことで、日本人にとって一番大事な行事です。
「しめ飾り」は、その年神様をお迎えするのにふさわしい場所の準備なのです。
新年に向けて無病息災、家内安全などの想いを込めて和紙を折り、 松や実ものをあしらった「しめ飾り」をつくります。
しめ縄を土台から形作り、松やヒムロスギなどのグリーンや実ものを飾りつけます。
和紙の飾りは丸型、しめ縄も丸くし
平穏な日々がずっと続きますようにと願いを込めながらつくりましょう。
和紙の飾りには紙垂(しで)と千代紙を使います。
神棚や、神社に飾られる紙垂は、しめ縄と同じように清浄さの象徴です。
純白の和紙を作法に従って折る事で、けがれに対する結界を作れると信じられてきました。
千代紙も新年を迎えるのにふさわしい、おめでたい2種類の柄からお選びいただきます。
菊の花と葉を紋様化した「重陽」は良い事の先触れ。
「松竹梅」の折り枝散らしには「おめでたい事が皆さんの間に広がりますように」
という意味が込められています。
和紙からひも解かれる日本の真心や文化に心を寄せて、年の初めにふさわしい、 伝統的でありながらモダンな「しめ飾り」をご自宅に飾ってみませんか。
一年の締めくくりに、そして新年を迎える準備として「しめ飾り」を作りましょう。
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