東京・日本橋で二百年以上続く和紙舗「榛原(はいばら)」の中村陽子さんと、フラワーアーティストの松本由利さんによる「和紙」と「花」のコラボレーションレッスンを行います。
今回は、梅雨の時期に旬なあじさいをメインにアレンジメントをつくり、
あじさいや雫の形にかたどった和紙モビールをつくります。
真っ白なあじさいは、梅雨の曇り空に生え、
あざやかなグリーンの枝は植物の生命力を感じさせ、梅雨空のゆううつな気持ちに晴れ間を与えてくれます。
その昔、「てるてる坊主」は和紙を用いて首、着物、帯をつくり、「てるてる」(照る照る)と書いて南天の樹へさげ、晴天の願いをしていたそうです。
[昭和35年:榛原(はいばら)四代目、中村直次郎著『和紙雑考』より]
形は変化しながらも、晴天を祈る子供たちの切なる願いを背負って、今日も窓辺を飾るてるてる坊主。
大人になった今は、かわりに爽やかなあじさいのアレンジメントと、和紙のあじさいのモビールで窓辺を飾ってみてはいかがでしょうか。
窓越しにしっとりと濡れた景色を眺め、水音に耳を傾け
雨の日にしか味わえない楽しみを見つけられるかもしれません。
和紙からひも解かれる日本文化に心を寄せながら、花と向き合ってみませんか。
【今後のスケジュール】
9月:花と和紙の出会い ―月と菊―
12月:花と和紙の出会い ―しめ飾り―
Peatixでもお申し込みを承り中です。
http://kusakanmuri-lesson-matsumoto-haibara-1606.peatix.com/
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